ポメラのイメージ
デジタルメモ「ポメラ」などユニークなガジェットのメーカーでもある
(出典:キングジム)

事務用品大手のキングジムがスマートフォンを販売する可能性はあるだろうか。ファンから希望する声は出ている。

キングジムはファイル製品「キングファイル」、ラベルライター「テプラ」などが主力だが、デジタルメモ「ポメラ」や小型ノートPC(UMPC)「ポータブック」などガジェット好きに訴える製品も取り扱ってきた。


そのキングジムがこのほど、Twitter上で製品のファンなどから広く質問などを募ったところ、「スマートフォンを販売してほしい」との要望が出た。返答は「おう」という否定とも肯定とも感嘆表現ともつかない含みのあるものだった。

一方で「キーボード二つ折り型のポメラはもう出ないのか」「(ポメラの機種である)DM100の有機ELバージョンはできないか」と尋ねる声には「今のところ予定はない」と明確に返答。また「1万円前後に価格を落とした廉価版ポメラを検討してほしい」との要望には「開発に伝える」など、製品展開について決してはぐらかす対応はしていない。スマートフォンについては、ひょっとするとひょっとするかも、と期待を抱かせる。

もちろんAppleの「iPhone」などが強い存在感を持つ市場だけに参入に困難が伴うとはいえ、仮にキングジムが出すのであればどんな製品になるかと、つい想像をたくましくしてしまう。ポメラのような独自製品になるのか、米国Kent Displays製の手書き電子メモパッド「Boogie Board(ブギーボード)」のように海外のとがった機種を代理店として販売するのか、実現性とは別に考えるだけでも楽しい。