電動ローラースケート「Blizwheel」

世界の多くの地域で、乗り物は電動へとシフトすると同時に、小さな1人用のパーソナルモビリティへとシフトしている。1トン近いクルマを大量のエネルギーを使って動かし、たった一人を移動させるというムダを無くすためだ。

そのパーソナルモビリティさえも、さらなる小型化傾向にある。そのひとつが電動ローラースケート「Blizwheel」。米国サンフランシスコに本拠を置くBlizwheelが開発した。


電動ローラースケート「Blizwheel」
電動ローラースケート「Blizwheel」
外側のホイールが回転して移動する

パーソナルモビリティは、電車やバスなど、公共の交通機関と組み合わせて利用されることが多い。このとき、電動バイクや電動スケートボードなどは、それなりにサイズが大きく、持ち込みが難しいときがある。

電動ローラースケート「Blizwheel」
電動モビリティのサイズ比較
電動バイクを電車に持ち込む人はいないとは思う…。

「Blizwheel」は、その本体から“移動”に必要のないものをほぼすべて取り払った乗り物。足にホイールを取り付けた感覚で乗れる電動ローラースケートだ。人間一人を移動させるのに必要最小限のサイズであるうえ、足から取り外せばとても小さくなり、30x30センチのバッグに入れておける。このため、電車内の持ち込みやオフィスの袖机への収納が楽というメリットを持っている。

電動ローラースケート「Blizwheel」
足にホイールを付けた感覚で使用できる

電動ローラースケート「Blizwheel」
折り畳むとラップトップPCサイズに

電動ローラースケート「Blizwheel」
電車への持ち込みや

電動ローラースケート「Blizwheel」
オフィスでの収納も楽

腕と指に装着する専用のリモコンで操作する。このリモコンは直感的な操作が可能で、例えば指を曲げると加速する仕組みだ。

電動ローラースケート「Blizwheel」
直感的に操作できるリモコン

「Blizwheel Lite」「Blizwheel Urban」「Blizwheel Pro」の3モデルを用意。トップモデルのProでは、最大速度時速24キロで走行できる。後続距離は通勤利用を想定し、24キロに設定された。

電動ローラースケート「Blizwheel」

価格はトップモデルの「Blizwheel Pro」で999ドル。出荷開始は2018年3月の予定。

電動ローラースケート「Blizwheel」
…高い!

日本では許可された私有地でのみ利用可能な「Blizwheel」。通勤などには利用できないのは残念だが、休日などに適切な場所で乗るのはとても楽しい体験になると、開発元のBlizwheelは説明してくれた。

電動ローラースケート「Blizwheel」
でも、楽しい!?