auのブランドイメージ

KDDI(au)は、携帯電話やスマートフォン向けのメールアドレスを変更する。「ezweb.ne.jp」で終わるものから、2018年4月から新たに「au.com」で終わるものになる。

なお、すでにezweb.ne.jpを利用している人はメールアドレスは、引き続きそのままで通じる。au.comを使うことになるのは、2018年4月以降にメールアドレスを取得したり、今までのメールアドレスを変更したりする人だ。


auのアドレスイメージ

auはこれに合わせて、2017年秋冬モデル以降、より便利にメールを使えるアプリケーション「auメールアプリ」を公開する。このアプリは電話帳に登録してある連絡先からのメールのみを表示する「アドレス帳登録者メール」フィルター、auから送ってきたメールのみを表示する「auからのメール」フィルターがあらかじめ設定してあり、さらに自ら条件を決めてフィルターを作成することも可能。

またメールの表示方法の選択可能で、送信元のメールアドレスごとにまとめたり、新着順に表示したりを簡単に切り替えられる。さらに受信ボックスに入ってから90日経過したメールは「#90日以前の受信メール」という別のボックスに移す。このボックスに入ったメールは30日または60日、90日など一定期間が経過したあと自動でゴミ箱へ捨てられる。

ただし2017年夏モデル以前のスマートフォン、携帯電話を利用している人は、2017年秋冬モデル発売以降も現行のメールアプリを使うことになる。iOS標準メールアプリや2017年夏モデル以前のAndroidスマートフォン、タブレットをマルチデバイス設定などによりサーバー保存方式で利用している人は過去のメールを自動で別のボックスに振り分ける機能のみ使えるようになる。

以前に比べ携帯電話会社のメールアドレスを使う頻度は減った。仕事ではGmailなどがあるし、私生活ではLINEやTwitterといったSNSが普及したため、日常の中では携帯電話番号と並んであまり存在を意識しない情報、という人もいるほど。それでもメールマガジンや会員サイトの登録には便利だし、SNSを使っていない友達や、SNSでつながりたくない相手とのやりとりには役立つため、auの新アプリには使い勝手のよさを期待したいところ。