ロボット車いすのイメージ

人が乗ると自動で目的地まで走るロボット車いすが、羽田空港で公開実験中だ。パナソニックが実施している。

東京国際空港ターミナル、日本空港ビルデング、NTTと共同で行っている、ITを駆使した利用者支援の一環。今後、少子高齢化が進み、移動に支援が必要な人がますます増えるとの予測から、その解決策として提案している。


ロボット車いすのイメージ

2018年3月31日までの期間限定で、国際線、国内線旅客ターミナルにロボット車いすを導入する。

バスやクルマの到着口でスマートフォンから呼び出すと、自動でロボット車イスが迎えに来る。

ロボット車椅子のイメージ

ロボット車イスは周囲の障害物を検出するセンサーを搭載。万が一の動作ミスや、急な飛び出しで衝突の恐れが生じると自動停止する。またスマートフォンと連携し、画面上で目的地を指示すると、自動で経路を選び、目的地へ移動を始める。搭乗ゲートや店舗まで迷わず到達できる。

ロボット車イスのイメージ

さらに家族やグループで移動時には複数台が縦列を組んで走行する。その場合は、使い終わったあとにスタッフがまとめて回収できるのでスタッフにとっても便利だという。

今回の実験では実際にスタッフの作業負荷軽減や使った人の利便性向上にどのような成果があったかも検証する。