一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」

海外の“面白い”乗り物を紹介し続けていると、「うちの商品も紹介してくれないか?」という売り込みを受けることがあります。「Uno Bolt」もそんな風にメーカー側からの売り込みのあった商品。米国フロリダ州のUno Boltが開発しました。

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
米国フロリダ州のUno Boltが開発した「Uno Bolt」

「Uno Bolt」は、セグウェイのように重心移動によって操縦する乗り物。身体を前に傾ければ前進し、後ろに傾ければ減速・停止します。左右どちらかに曲がりたい場合には、進みたい方向に身体を傾けるという仕組みになっています。


一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
「Uno Bolt」操作概要

一輪車ですが、ジャイロスタビライザーが搭載されているため、倒れにくい構造。初めて乗る人でも、短時間の練習で乗りこなせるようになると、開発元は述べています。

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
一輪車だが倒れにくい構造

モーターの出力は1,000ワットで最高速度は時速35キロ。バッテリーの充電に必要な時間は45分で、フル充電で走行可能な距離は約40キロとなっています。45分は短すぎるのでは?と思い、何度か確認したのですが間違いなく1時間以内でフル充電できるのだそう。本当であれば、これはなかなかに便利です。

同様の電動一輪バイク乗りものは、「Ryno」「MOTO POGO」「ONEWHEEL i-1」など、すでにいくつか発表・発売されています。それらの電動一輪バイクと「Uno Bolt」の違いは価格。従来製品の1/4~1/2の価格を実現しました。

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
参考画像:Ryno Motorsによる「Ryno」
デザインが素敵ですが、お値段も素敵です

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
参考画像:大学キャンパスの移動などをターゲットにした「MOTO POGO」
「Ryno」の半額程度で入手できます

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
参考画像:メイドインジャパンの「ONEWHEEL i-1」
ハンドル操作も可能

開発元のUno Boltは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、999ドルの出資プラス195ドルの送料で「Uno Bolt」を1台入手可能となっています。出荷時期は2017年12月に予定されています。

一輪なのに倒れない電動バイク「Uno Bolt」
安い!

残念ながらセグウェイタイプの乗り物は、日本では走行可能な場所がかなり制限されています。でも大学のキャンパス内や、企業の倉庫内など使用すれば便利なことも。そのような場所への本格導入前に、試験導入車として「Uno Bolt」を採用するというのはありでしょう。