ネットトラブルのイメージ

夏休みになると、しばしば子供(こども)が長時間PCからインターネットを利用し、トラブルが起きる。そのためセキュリティ企業も対策キャンペーンを実施する。

アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、夏休みの宿題や自由研究にPCを使わせる家庭に向けて、問題のある情報が目に触れないよう制限するフィルタリング製品「InterSafe Personal(インターセーフ パーソナル)」を無償提供する。9月末までの期間限定で、特設サイトで申し込める。

問題のある広告をはじめ、架空請求などの詐欺、誘拐、違法・脱法薬物といった情報への接触、それに依存症による身体や精神への影響などを防ぐとしている。

かつて子供のネット利用が増える時期といえば、学校が長く休みになる夏が有名だった。授業もなく、自宅にいてPCの前で好きなだけ時間が潰せるとなれば、さまざまなWebサイトを試したり、ゲームのダウンロードを試みたりする場合もある。

もっとも時代は変わった。ALSIによると最近の子供はコミュニケーション手段として、いつも持ち歩けるスマートフォンなどからSNSなどを日常的に使っている。そのため政府や自治体、企業は新年度となる春を中心に啓発活動を通じてネットに関するルールやマナーなどを説明しているのだとか。

とはいえ実際のところ、夏休みに子供がPCを利用する機会はまだ多く、トラブルに巻き込まれないための注意は相変わらず必要だそう。

夏にPC向けフィルタリング製品を期間限定で無償提供するALSIのキャンペーンは、スマートフォンなどが登場する以前の2004年に始めたものだが、2017年も例年のように行う。ただ申し込みサイトではスマートフォンや家庭内ルーターで利用できるフィルタリング製品についても案内している。

情報提供:アルプス システム インテグレーション