宇宙飛行士とニコン
ニコンと宇宙飛行士(JAXAのドローンが撮影)

ニコンが創立100周年を迎えた。国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士が使うカメラのメーカーとして、日本が誇る精密機器の代表としてゆるぎない存在感を誇る。

ニコンは1917年7月25日に日本光学工業として設立。光利用技術と精密技術を基礎として、カメラをはじめとする民生用光学機器、露光装置や顕微鏡などの産業用の光学機器を手掛けてきた。


この100年の間に、それぞれの時代における最先端技術で産業や生活に貢献してきたが、次の100年も、人類が素晴らしい未来へ進んでいけるようにしたいとしている。

ニコンの製品は汎用性で知られ、最近でも宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開した、ISS内を飛ぶドローン(無人航空機)の実験で、撮影のためにカメラがさりげなく登場するなど、どんな場所でも目にかかるという印象。

これまでのさまざまな活躍を振り返る特設サイトも登場しており、戦場のジャーナリストから研究室の科学者まで利用したさまざまなモデルの一部が眺められる。

なお東京都にある施設「ニコンミュージアム」では創立100周年記念企画展として20世紀を代表する米国のフォトジャーナリストであるデビッド・ダグラス・ダンカン氏の作品を披露している。これに加え国際写真コンテスト「ニコン フォトコンテスト 2016-2017」でも創立100周年記念部門を設置して作品を募った。授賞式は7月27日に都内で開催する。また東京都の施設「ニコンプラザ新宿」、大阪府の「ニコンプラザ大阪」も100周年に合わせて一部刷新する。