スーパーマリオのイメージ
公園がスーパーマリオブラザーズの世界に

自分が人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクターになりきって公園などに仮想のステージを出現させ、冒険ができるアプリケーションが話題だ。

これはMicrosoftが開発しているゴーグル型コンピューター「HoloLens(ホロレンズ)」で遊べるアプリ。ホロレンズをかぶると、現実の風景に仮想世界の映像を重ねて表示できる。いわゆる拡張現実(AR)とか混成現実(MR)とかいう機能がある。


ホロレンズの製品イメージ
これがHoloLens。単体で動くコンピューターでもある

今回のアプリでは、ホロレンズをかぶった状態で初代「スーパーマリオブラザーズ」を思わせる画面を呼び出し、ゲームを始めると、地面から土管が生え、宙にはブロックなどが浮かび、おなじみのBGMも流れる。

スーパーマリオのゲーム画面
懐かしのゲームスタート画面

スーパーマリオのゲーム画面
ブロック

スーパーマリオのゲーム画面
土管

スーパーマリオのゲーム画面
クリボーもいるし

スーパーマリオのゲーム画面
キノコもある

ブロックの下にきて跳びあがるとコインやキノコが出てくるし、さらに路上をうろつく「クリボー」や「ノコノコ」といったキャラクターを踏みつけると得点がもらえる。

まさしくスーパーマリオブラザーズの世界が現実にあらわれたかのようだ。

撮影場所は米国ニューヨーク市のセントラルパーク。動画を公開したのはAbhishek Singh氏。アプリはUnity3Dというツールで作ったそう。もともと風変わりな発明を数多く手掛ける人物で、Webサイト「shek.it」に過去の作品の一覧がある。

開発者の近影画像
開発したAbhishek Singh氏はわざわざマリオの仮装をしてプレイ

VR・AR・MR関連のニュースサイト「UploadVR」によると、Singh氏は28歳で、ニューヨーク大学(NYU)大学院のITP (Interactive Telecommunication Program) を出ている。世代としてもなるほどぎりぎり、初代スーパーマリオブラザーズに親しんだ層だろうか。


ゲームの新しい可能性を感じさせる試みだ。