ロボットがプリウスをたたきのめす画像
巨大ロボットがプリウスを「たたきのめす」動画が公開

日米巨大ロボット対決に向けて、開発が進む「MegaBot Mk.III」。宿敵である水道橋重工の「クラタス」打倒に向けてか、まずは日本車を「たたきのめす」動画を公開した。

MegaBotは、クラタスの成功に刺激を受けた米国の変わり者たちが、対抗心を燃やして作り始めたロボット。かなりよくできたクラタスに比べると、何となく無骨な感じだが、Mk.I、Mk.IIと改良が進むうちに人型らしさも出てきている。


ロボットぽくなったMegBot Mk.III
だんだんそれっぽくなってきている

クラタスのイメージ
ライバル?のクラタス。日本製、Amazon.co.jpで売ってます

このほどカリフォルニアで開催した電子工作関連イベント「Maker Faire Bay Area」ではMegaBot Mk.IIIが披露。重さは12トン、全高4.8m、パワーは430馬力だそう。

Mk.IIIは性能を誇示すべく、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」をたたきのめすようすを公開した。プリウスといえば環境性能に優れ、先進技術を盛り込んだ車種だが、戦闘力を示したいなら同じトヨタ製でも頑丈さで知られるSUV「ランドクルーザー(ランクル)」などの方がよいのではないか、などの疑問は浮かぶが、実際見てみるとなんとなく納得する。


「たたきのめす」というか「つつきまわす」という感じで、確かに窓ガラスなどは派手に割れているが、クルマ全体を破壊するというほどではなく、ルーフやドアがへこむだけだ。

プリウスをパンチするロボット
プリウスをパンチ

窓ガラスが割れたようす
窓ガラスは派手に割れる

屋根がへこんだようす
何回もしつこくパンチした結果、ルーフはへこんだ。プリウスはなかなか丈夫だ

プリウスはなかなか頑丈なのだなと、逆に感心するほどである。ただそれでも日本からすれば、プロレスなどの悪役(ヒール)を感じさせる演出で、クラタスとの対決が待ち遠しくなったのは確かだ。