ダイハツは、軽乗用車「Mira e:S(ミラ イース)」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、5月9日に販売開始した。
初代ミラ イースは、2011年9月に発売された。当時ガソリン車としては最高となる30.0km/Lと、80万円を切る入り口価格を実現し、「第3のエコカー」として話題になった。
今回のフルモデルチェンジでは「低燃費・低価格」を維持しつつ、「安全・安心」を追求。安心な運転に繋がる基本性能を向上させるとともに、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を同車で初めて採用した。
燃費は初代を凌ぐ35.2km/L。従来型比最大80kgの軽量化がこれを実現した。また、空気抵抗を従来型比約3%低減した高い空力性能や、エネルギー効率が改善されたエンジンユニットも低燃費実現に貢献している。
入口価格は84.2万円。すべてのグレードで軽自動車にふさわしい価格設定がなされている。
安全装備では、世界最小サイズの高性能なステレオカメラを採用した「スマートアシストIII」を搭載。歩行者対応の衝突回避支援ブレーキやオートハイビームなど高い安全性を実現している。また、軽自動車では初めてフロント2個、リヤ2個のコーナーセンサーをグレード別に標準装備。障害物に接近すると距離に応じてメーター内表示とブザー音で知らせる機能を搭載した。