布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」
布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」
クラウドファンディングプロジェクトスタート

布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」の公道走行試験車を制作するプロジェクトが4月19日にスタートする。高齢ドライバーと歩行者の双方が安心して共存できる「超小型でスピードの出ない乗り物」実現に向けた取り組み。

布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」
「rimOnO(リモノ)」リア部分
ボディが布であることがよくわかる

「rimOnO」は、国土交通省で実証実験中の「超小型モビリティ」を意識して開発されたクルマ。「超小型モビリティ」とは、高速道路を走行しない2人乗りの小型自動車で、地方などで近場移動に使える簡易な乗り物として提案されている。


布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」
高速走行しないので、メーターは45キロまで

「rimOnO」の公道走行試験車のサイズは全長2.2x全幅1.0x全高1.3mとなる予定。車両重量は試作車では320kgだが200kgを目指している。最高速度は45km/h(検討中)で、航続距離は50kmを目標としている。

布製ボディの電気自動車「rimOnO(リモノ)」
簡素なボディだが、雨風は防げそう
これで十分という人は、案外多いのでは?

開発しているのは「新しい乗り物」作りを目指すrimOnO。同社は公道走行試験車の製造に向け、パルコが運営するクラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」で4,000万円の資金調達を目指すプロジェクトを2017年4月19日から7月12日まで実施する。期間中は全国のPARCO8店舗(「仙台PARCO」「吉祥寺PARCO」「調布PARCO」「ひばりが丘PARCO」「新所沢PARCO」「池袋PARCO」「名古屋PARCO」「浦和PARCO」)を巡回し、「rimOnO」の試作車を展示するイベントが行われる予定。

クラウドファンディングプロジェクトや、PARCOでの展示イベントの詳細については「BOOSTER」内のプロジェクト、「『人にやさしい街』を実現する布製ボディのカワイイ電気自動車の公道走行を実現しよう!」を参照されたい。