自転車ブランドDOPPELGANGERは4月1日、自転車用の芳香剤「フェロミーナ」を販売開始した。夏のサイクリングにぴったりの製品で、トレイン走行時に先頭を走る人が感じがちな、「おれ、汗臭いんじゃね?」を解消できる。
自転車のシートポストに取り付ける芳香剤。走行時には汗臭い匂いが後方へと飛散しがちだが、その匂いを有効成分により瞬間的に消臭する。
自転車競技では、スリップストリームに入って空気抵抗を減らし、疲労を減らすというテクニックが使用される。だが、スリップストリーム内は若干ではあるが空気が薄い。トレインの先頭を走る人が汗臭かった場合、ストリーム内の後続車両は呼吸困難に陥ることさえある。
だが、「フェロミーナ」を装着しておけば、汗の臭いが消えるだけでなく、スリップストリーム内は爽やかなアクアマリンの香りに包まれる。もう、呼吸困難による落車リスクを心配することはない。
超臨界流体技術により、新成分「ガチム・チーノ」を高配合。フェロモン効果で多くの異性を惹きつけることも可能だ。その効果は目覚ましく、開発者が通勤時に使用したところ、開発者の自転車を先頭に自然発生的なトレインが形成され、「ハーメルンの笛吹」状態になったそうだ。
クルマ用の芳香剤は以前から存在するし、テレビでCMも放送されている。だがこれまで、自転車用の芳香剤は存在していなかった。考えてみれば、これはおかしなことだ。「フェロミーナ」の発売をきっかけに新たに誕生するかもしれない、自転車用芳香剤市場のこれからに注目したい。
注意:この記事は、エイプリルフール向けの嘘ニュースです。ですが、夏場に自転車で宅配サービスをする人などからの需要は、案外、ありそうな気もします。