メイドインチャイナの電動バイク、Niu「M1」

最近の中国製スマートフォン&タブレットの進化には目を瞠るものがある。もちろんツッコミどころはまだまだあるのだが、そのデザインは短期間で長足の進歩を見せた。

同じことは電動バイクの世界でも起こっているようだ。中国のスタートアップ企業Niuによる電動バイク「M1」は、ちょっと欲しくなってしまうデザインを持つ一台だ。


メイドインチャイナの電動バイク、Niu「M1」
中国企業Niuの電動バイク「M1」

「M1」が一回の充電で走れる距離は、選択するバッテリーサイズによっても異なるが50キロから120キロと実用レベル。バッテリーは急速充電に対応しており、2時間で約80%まで充電できる。

メイドインチャイナの電動スクーター、Niu「M1」
電動バイクは毎日の充電が面倒
だが120キロ走ってくれれば、1週間充電しないで済む?

だが、Niu「M1」の最大の魅力はデザインにある。フロントからリアまでオールインワン構造のボディは、シンプルで飽きがこないものだ。これは、Niuのチーフデザイナーであり、共同創業者でもあるJoseph Nelson氏の面目躍如たるところだろう。

メイドインチャイナの電動スクーター、Niu「M1」
NiuのチーフデザイナーJoseph Nelson氏

価格は中国の他メーカー製電動バイクと比較すれば、決して安くはない(日本人の感覚からすれば、十分に安いが)。だがAppleのiPhoneやXiaomiのスマートフォンを好んで使う中国の若い世代の人たちにとっては、安くてもデザインのダサいものはお呼びではないそうだ。彼らはシンプルなデザインと高い機能性を持つ製品を望んでおり、「M1」はその要望に応えた結果できたものだという。

メイドインチャイナの電動スクーター、Niu「M1」
参考画像:中国メーカーXiaomiの電動アシスト自転車「Mi QiCYCLE」
これも、デザインが魅力的

Niuに対し、「M1」を日本で販売する計画があるか、複数回にわたって問い合わせたが、残念ながら回答を得ることはできなかった。だがこのデザインと、120キロ走行できる性能があれば、日本の市場でも十分に通用するのではないだろうか?

メイドインチャイナの電動スクーター、Niu「M1」
カラーバリエーションも豊富