「しぶんぎ座流星群」2017年

ウェザーニューズは「しぶんぎ座流星群」が観測ピークを迎える2017年1月3日の全国の天気傾向を発表した。太平洋側ほど流れ星を見るチャンスがあるとしている。

■1月3日の天気は?

しぶんぎ座流星群の出現ピークとなる1月3日夜は、冬型の気圧配置となる。北日本の日本海側~北陸では雪や雨が降る一方、太平洋側では晴れて流星観測が楽しめる所が多い予想。ただ、太平洋側でも寒気による雲が流れ込んだり、湿った空気が流れ込むなどして、雲が多くなる可能性がある。


今回発表された情報は、12月27日時点の予報をもとにした見解。特に「チャンスあり」エリアでは、湿った空気の流れ込み方次第で、「バッチリ見える」エリアに変わる可能性がある。最新の天気については、「ウェザーニュースタッチ」内の『星空 Ch.』、またはウェザーニューズの特設サイト「しぶんぎ座流星群」で確認されたい。

■「しぶんぎ座流星群」とは?

「しぶんぎ座流星群」は8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とならぶ3大流星群の一つ。毎年正月明けにピークを迎える。「しぶんぎ座」という星座は現在は存在しないが、かつて「へきめんしぶんぎ座」という星座があったことからこの名前がつけられた。

放射点は1等星アルクトゥースのある「うしかい座」と、北極星を含むこぐま座を取り囲むように位置する「りゅう座」の境界付近。

「しぶんぎ座流星群」2017年
しぶんぎ座流星群の放射点
(画像はウェザーニューズのWebサイトから)

2017年の出現ピークは1月3日23時頃と、比較的観測しやすい時間帯。また、深夜になると月が沈むため、月明かりの心配もなく、今年は観測には好条件がそろっている。このため、ピーク時には最大で1時間に35個もの流星が期待できる。なお、観測に適した時間は、3日23時から4日未明。

■流星を生中継

24時間ライブ放送番組「SOLiVE24」では全7か所から特別番組を、二部構成で放送する。第一部はスマートフォン視聴者向けのタテ型動画による番組で、21時から2時間にわたり、YouTube Live、LINE LIVE、Periscopeで配信される。第二部は22時から25時までで、ウェザーニュースのWebサイトの他、ニコニコ生放送、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH!、Facebookライブ動画など各種動画サイトで視聴できる。