優先席を譲るべきかの調査
優先席、「自分は譲るべき」は75.9%

バスや電車にある優先席で、自分は席を譲るべきという考えは、75.9%の人が支持しているものの、3年前の93%に比べると大きく減った。また席を譲ろうとして断られた経験がある人は61%で、3年前の52%から増えた。

優先席では高齢者や身体の不自由な人、妊婦、小さな子ども連れなどに席を譲るようマナーがあるが、必ずしも守る人ばかりとは限らない。


この調査は乗り換え案内アプリケーション「駅すぱあと」を運営するヴァル研究所が実施。2016年9月2~11日、10~70歳代の3,413人を対象にインターネット上でアンケートをとった。

「あなたは優先席では席を譲るべきだと思うか」を尋ねたところ、「はい」は75.9%、「どちらとも言えない」が8.6%、「いいえ」が15.5%だった。

優先席は譲るべきかのグラフ
あなたは優先席では席を譲るべきか?

3年前は「はい」が93%、「どちらとも言えない」が1%、「いいえ」が6%だ。

一方「座席を譲ろうとして断られた経験がある」人は61%で、「断られた経験はない」が36.7%、「席を譲ったことがない」は2.3%だった。

3年前は「断られた経験がある」は52%、「断られた経験はない」が42%、「譲ったことがない」は7%だった。

座席を譲ろうとして断られた経験のグラフ
座席を譲ろうとして断られた経験は?

また優先席と通常の座席とを問わず、座っていて目の前に高齢者や妊婦がいると気づいても「席を譲らなかったことがある」という人は58.8%。3年前の44.4%から増えた。

優先席を譲れなかったことはあるか
あなたは優先席を譲れなかったことがあるか

ヴァル研究所では、座席を譲ろうとして断られた経験が、それ以降の譲るべきかどうかの判断に影響を与えると推測している。