芝浦工大の電源車のイメージ
スターリングエンジンとソーラーパネルを搭載

災害の被災地に駆けつけ、「スターリングエンジン」で電気とお湯を供給できる軽自動車型ハイブリッド電源車を、芝浦工業大学が開発した。

スターリングエンジンとは、シリンダー内の気体を外部から加熱、冷却し、その体積変化でピストンを動かして熱エネルギーを運動エネルギーに変換する機関で、熱効率が高い。今回採用したのは「フリーピストンタイプ」で、機械構造が簡単で寿命が長い。

自然災害で被災しても電気とお湯があれば、必要最低限の生活レベルは確保できるという発想のもとに開発した。3kgの木質バイオマスペレットを1時間燃焼し1kWの電力と45℃、200Lの温水を供給できる。さらに日中は搭載するソーラーパネルが1時間で最大600W発電し、蓄電池に充電できる。

今後は操作を自動化して雨天時にも安定稼働できるよう耐久性を高め、将来は災害で発生したガレキなどの廃材を燃料として発電できるようにする構想だ。