ウェザーニューズは、「オリオン座流星群」が観測ピークを迎える10月21日の天気傾向を発表した。北日本の太平洋側ほどよく晴れて星空が期待できるとしている。
■10月21日の天気は?
出現ピークとなる21日夜は、冬型の気圧配置となる北日本の太平洋側ほどよく晴れて星空が期待できる。その分、放射冷却の影響で夜は冷え込むため、寒さ対策が必要。東~西日本は、前線等の影響で西のエリアほど雲が多くなる見込み。関東南部では、局地的な前線の影響で雲が厚くなる可能性があるので、関東エリアでは北ほど観測のチャンスがある。一方、西日本からはだんだんと高気圧の中心が離れ、前線に近い九州では雨が降る予想。中国四国では、西部ほど雲が厚く観測は厳しそう。その他の西日本や東海でも上空の薄雲が広がり、雲の隙間からの観測となりそう。
沖縄では、南から湿った空気が流れ込んでにわか雨の可能性がある。ただ雲には比較的隙間があるので、雲の間から観測のチャンスがありそう。
この見解は、10月20日時点での情報をもとにしたもの。最新の情報についてはスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「星空Ch.」、スマートフォン向けサイト「オリオン座流星群」で確認されたい。
■オリオン座流星群とは?
オリオン座流星群の母彗星はハレー彗星。オリオン座のすこし左が放射点となる。全流星群の中では速度が2番目に早く、明るい流星が多く見られるのが特徴。今年の出現のピークは10月21日14時ごろ。前後数日が観測チャンスとなるが、特に21日夜から22日夜明け前にかけてがおススメ。21日夜には、東京では21時ごろにオリオン座がのぼってくる。今年は、すぐ近くで月が輝くため条件はそれほどよくない。観測は月から遠い方向の空をなるべく広く見るようにしたい。