EGGランチャーのスクリーンショット
「プロジェクトEGG」はWindowsでレトロゲームを遊べる

1980~90年代にPCゲームの自動販売機として人気を博した「TAKERU(タケル)」のイベントが時を経て実現するとの話題に往年のファンが沸く中、レトロゲームをもう一度遊べる「プロジェクトEGG」にもまた関心が集まっている。

TAKERUの製品写真
きっかけは、かつてあったゲームなどの自販機「TAKERU」の話題

TAKERUは、PCで利用できるさまざまなゲームやアプリケーションをダウンロードして買えた自販機。「App Store」や「Google Play」のような仕組みを、インターネットの普及以前に実現した発明と言える。


だが一方、「なにもApp StoreやGoogle Playにたとえなくても、日本にはプロジェクトEGGがあるではないか」と指摘する意見も出た。

プロジェクトEGGとは、「PC-9801」「FM-7」「X1」「MSX」など1980年代に活躍したPC向けのゲームを、現在の主流であるWindowsを搭載したPC/AT互換機で遊べるよう復刻する取り組み。以前あった同様の取り組み「ソフトシティー」の流れを汲む。

PCに専用アプリケーション「EGGランチャー」を入れれば、インターネット経由でゲームをダウンロードできる。毎週新規タイトルを配信しており、2016年時点では約900作品を遊べる。「ソーサリアン」「ザナドゥ」「大戦略」などの名前は知る人ぞ知る。PCエンジンやメガドライブといったゲーム専用機向けのタイトルも充実しつつある。

料金は月額500円の会費に加え、個別のタイトルの代金がかかる。ただし無料タイトルも139作品あり、会費だけでも遊べる。

なるほど、どことなくTAKERUと相通じる部分もあるだろうか。秋の夜長、ひさしぶりにレトロゲームを楽しみたい、という人はあらためて検討してもよいかもしれない。