持ち運べるエアコン「Zero Breeze」

「Zero Breeze」は持ち運べるエアコン。キャンプ場で、“あったら便利だな”と思える機能がたくさん詰め込まれている。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
コイキング…ではない

仕組みは一般的なクーラーとほぼ同じ。前面からは冷気が出力され、背面からは熱風が排出される。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
前面からは冷気が出力され、
背面からは熱が排出される

使用場所は、海での海水浴や山でのキャンプ、そして河原や公園、自宅庭でのバーベキューなどが想定されている。例えば海水浴で、海の家も満員で涼を取る場所がどこにもないというとき、「Zero Breeze」は役に立つだろう。特に子どもを連れてきているときには、子どもが熱中症になるのを防ぐ手助けとなるかもしれない。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
子どもの熱中症を防げる?

バーベキューでも役に立つ。バーベキューグリルの周辺は熱気がこもりがちだが、そこに「Zero Breeze」を設置すれば、焼き担当者が暑さで倒れる…などという自体を回避できるだろう。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
バーベキューの焼き担当者に、涼しい環境を

「Zero Breeze」の最大の特徴は、40,000mAhの大容量バッテリー(パワーバンク)を搭載可能なこと。エアコンの電力消費量は他の家電や電子機器よりも多めだが、このバッテリーをフル充電して接続すると、「Zero Breeze」は冷房強度「中」なら約5時間、「強」なら約3.5時間、周辺に冷気を送ることができる。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
本体の下にあるのがバッテリー(パワーバンク)

冷房効果はバッテリー駆動のエアコンとしては強力。2メートル四方に冷気を届けられるという。テントの内部を冷やすなどの使い方には十分な能力を持っているそうだ。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
オープンエアでも十分に機能
だがそんなことより、女性が日なたに、
男性が日陰に座っているのが気になる

キャンプなどで便利な、「LEDライト」「Bluetoothスピーカー」「スマートフォン充電器」の各機能が搭載されている。夜間の使用を想定し、騒音は40~50dbに抑えられた。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
夜間も安心なLEDライト

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
あると便利なBluetoothスピーカー

室内でもエアコンとして利用できる。その場合には、電源はACアダプターを使用。また、室内の熱を外に逃がすホースの取り付けが必要となる。

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
ホースで熱を室外に排出

開発したのは米国サンフランシスコに本拠をおくZero Breeze。同社は「Zero Breeze」の市販化に向け、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、568ドル(約7万9,000円)の出資でバッテリー付きの「Zero Breeze PLUS -Super Early Bird」版を入手できる。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は788ドルに。出荷は2017年3月に予定されている。パワーバンク(バッテリー)が付属しないバージョンも用意されており、金額は本稿執筆時点では349ドル。

年数回のキャンプで使用するポータブルエアコンとして考えると、市販価格788ドルというのはちょっと高いかもしれない。筆者は以前家電量販店で6畳用のエアコンを買ったが、その価格は4万円以下だった。

だが例えば庭にプレハブで小さな部屋を設置し、子どもの勉強部屋に使っているような場合。あるいはマンション内のDENやサービスルームを自分の書斎にあてている人のような場合。普段はそのような部屋で「Zero Breeze」を使用し、キャンプの際にはクルマのトランクに入れて…といった使い方をするのであれば、十分元は取れるのではないだろうか?

持ち運べるエアコン「Zero Breeze」
コイキングを捕まえた!
…わけではない