水中のKobo Aura ONE
水中でも動作する。といってもそんな使い方はしない気はするが

電子書籍を読むための専用機器として「Kobo Aura ONE」が9月6日に発売予定だ。防水性に優れ、水深2mで最大60分使い続けても問題がない。といっても、さすがに水中で本を読む人はいないだろうが、天気が怪しい日に持ち出したり、プールサイドやキッチンで使ったりするのに向く。

Kobo Aura ONEの画像
「Kindle」シリーズなどのライバルだ

楽天子会社Rakuten Koboの製品で、Amazon.comの「Kindle」シリーズのライバルだ。電子書店「楽天Kobo」から電子書籍はもちろん電子コミックなどを購入して閲覧できる。


防水性能はIPX8等級。USBケーブル接続口のカバーがなくても浸水に耐えるなど、水回りでより使いやすくなっているのが特徴の1つ。

水につけたKobo Aura ONE
ちょっと水につけるぐらいなら

水からあげたKobo Aura ONE
まるで平気

また画面サイズが7.8型と大きく、多くの文字を表示でき、より小さな従来モデルに比べると、ページをめくる回数を減らせて便利。解像度は1,872×1,404(300 ppi)で、紙に印刷しているような質感に近い文字や画像を楽しめる。

画面サイズの例を示す
サイズ感はこんなところ

厚さは6.9mmとシリーズ最薄で、重さは約230gに抑えている。内蔵メモリー容量は約8GBで、約6,000冊の電子書籍、あるいは約120~300冊の電子コミックを持ち運べる。バッテリー持続時間の目安は約1か月。

手元が暗くならないようフロントライトを備えており、センサーが自動で周囲の明るさの度合いを感知し、画面の明るさを自動調整する。また就寝時間を設定しておくと、それに合わせて太陽光の自然な移り変わりを模倣した色相調整も行う。睡眠の妨げになるというブルーライトの放出量を調節できる。

希望小売価格は2万2,800円(税別)。