ヤフー「未来に残す 戦争の記憶」プロジェクト

ヤフーは、2015年に開始したプロジェクト「未来に残す 戦争の記憶」において、新企画「空襲の記憶と記録」と「軍事郵便で見る、戦争の記憶」を8月4日に公開した。

同プロジェクトは、戦争の情報を100年後の世代に残すことを目的として開始。戦時中の記録や体験者の証言を残すことで、未来の人々に戦争に関する情報や人々の思いを伝えていくとしている。開始から2年目にあたる今年は、以下2つの新企画を公開している。


・「空襲の記憶と記録」
空襲に関する番組や空襲を体験した人々の証言映像、空襲被害のデータを紹介するコンテンツ。空襲に関する番組は、各地のケーブルテレビ局から提供を受けて掲載している。空襲被害のデータは時事通信社からの提供。

ヤフー「未来に残す 戦争の記憶」プロジェクト

・「軍事郵便で見る、戦争の記憶」
兵士が家族や知人宛てに戦地から送った手紙を解読し、手紙の画像とともに紹介するコンテンツ。戦時中の社会の様子や、戦地の風景などが描かれた絵葉書も掲載している。手紙の提供や解読などは、軍事郵便を研究している元専修大学教授  新井勝紘氏の協力を受けている。

ヤフー「未来に残す 戦争の記憶」プロジェクト

同プロジェクトは2015年の公開からこれまでに約130万人が閲覧したという。現在掲載しているコンテンツは100年後まで保存するとしている。