とっとりGOのメインビジュアル
とっとりGO、だって

駅はダメ、公園はダメ、神社はダメ。危険、迷惑、そぐわない。色々な理由で、拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」で遊ぶ子どもや大人をしめだす動きが広がっている。一方、どうぞ遊んでと歓迎する場所もある。鳥取砂丘だ。このほど公式サイト「とっとりGO」まで立ち上げた。

運営しているのは鳥取県だ。サイトの説明によると、鳥取砂丘には100mごとのマス目状に設置した「調査くい」が並んでいるが、その1つ1つがポケストップやジムになっており、総数は100以上にもなる。


鳥取砂丘のマップ
杭の位置などをしるした地図も公開しているぞ

これはポケモンGOを開発した企業が出している別のARゲーム「Ingress(イングレス)」に参加している人が、以前から砂丘を遊び場にしていた影響だという。

さらに砂丘の最頂上「馬の背」では無料Wi-Fiを利用できる。クルマなどの通行もなく、広々としていて、ゲームを遊びやすい。

ポケモンGOだけでなく、砂丘に咲夏のく花々や、青い空と砂のコントラスト、夕日、夜に砂丘から見えるイカ釣船の漁火(いさりび)も楽しめるそう。

ただし、砂丘でも注意すべき点はある。道路では寝そべったり、すわったり、しゃがんだり、立ち止まったりせず、熱中症に気を付け、砂丘にもある危険な場所や立入禁止区域に迷い込まないように、といった具合だ。

「解放区」としてポケモンGOを歓迎している鳥取砂丘。誰もがルールを守って楽しく遊べれば、ほかに続こうというところもあらわれるかもしれない。