パンツ型ロボット「クララ」
クララ、大地に立つ

歩行に障害のある人を支援するパンツ型ロボット「curara(クララ)」。信州大学繊維学部と東京都立産業技術研究センターが開発した。

名前の由来は、すでに察した人もいるだろうが、名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」の登場人物クララにちなんでいる。体が弱く常に車椅子に乗っていたクララが、ハイジらが見守るもと、自らの足で歩き始める場面を踏まえ、「人が人を助けるように」との思いを込めたという。

筋力が低下した人などの手足の主な関節部分に、小型軽量化したサーボモーターと減速機を一体化した部品を装着していく。人の動きをセンサーで読み取り、補助する。

主に土木工事や農作業などで使う「外骨格型」と異なり、装着した人の骨格を利用するため身軽。歩く方向を変える際に下肢をねじるなど、体を自然に動かせる。

全身をおおう試作機は2015年に完成したものの、装着の際には、他人の手を借り、15分ほどかけて各部品を1つずつばらばらに取り付ける必要があった。だがパンツ型の新モデルは股関節とひざ関節の4か所に部品を取り付けるだけなので、他人の手助けが要らず、装着時間も3分ほどで済む。