旺文社は、高校生などが苦手な英単語のランキングを発表。誤答率が高い英単語1位は「emancipate(解放する)」だった。

このランキングは、英単語学習アプリ「ターゲットの友」の利用データを解析したもの(※)。誤答率が高い単語トップ3は、「emancipate(解放する)」「precise(正確な)」「crucial(重要な)」となり、誤答率はそれぞれ50%を超えた。同社によると、意味やつづりが似た単語がほかにあったり、発音が難しかったりすると、誤答率が高くなる傾向がみられるそうだ。また「arbitrary(恣意的な)」のように訳語が難しい単語も、誤答率が高かったという。


旺文社「高校生が苦手な英単語ランキング」

一方、誤答率が低かった単語トップ3は「sound(音)」「all(すべて)」「cost(費用がかる)」。カタカナ語として定着している単語のためか、誤答率はそれぞれ3%未満だった。8位~10位の単語には「log(~ on)ログオンする」「memory(記憶)」などパソコンやスマホでよく使う単語が並び、デジタル機器に慣れ親しんだ世代ならではの結果となった。

旺文社「高校生が苦手な英単語ランキング」

※調査概要
調査期間:2014年10月11日~2016年3月31日
調査方法:「ターゲットの友」が展開する「全国ターゲット選手権」での出題回数と誤答回数をもとに単語ごとの誤答率を算出
「全国ターゲット選手権」参加回数のうち、高校生の占める割合は87%
総出題数:500,327,583問