電動アシスト自転車で通勤してもエクササイズ効果はあるとする調査結果を米国の大学が発表

米国コロラド大学ボルダー校は、電動アシスト自転車のエクササイズ効果を検証。モーターによるアシストがあり、走行が通常の自転車よりも楽な電動アシストであっても、十分なエクササイズ効果があることを明らかにした。

調査対象となったのは、普段は自動車通勤をしている20人のボランティア。彼らは事前に研究所でヘルスチェックを受けた後、調査に臨んだ。

調査では、対象者は少なくとも週に3度、最低40分以上かけて電動アシスト自転車での通勤を実施。この際の走行速度や、走行ルート内での坂の有無などは本人が自由に選択して良いとされた。自転車にはGPSが取り付けられ、走行ルートや走行速度などが記録された。

電動アシストによる通勤を4週間続けた後、対象者たちは研究所を再訪。再度ヘルスチェックを受けた結果、対象者たちの健康状態が改善されていたことが分かったという。有酸素容量は向上し、血糖コントロールも改善していた。

米国では、電動アシスト自転車のモーターアシストは時速32キロでストップし、それ以上のスピードで走る場合にはサイクリストが100%自力でペダルを漕ぐことになる。だが自転車に取り付けられたGPSの記録では、調査対象者の平均速度は時速約20キロ。対象者たちは通勤時間の多くを、モーターによるアシストを受けながら走行していた。だがそれでも、対象者たちの健康状態が改善されていたことから、研究者たちは、電動アシスト自転車による通勤にはエクササイズ効果があるという結論に至ったとしている。

同研究の主執筆者であるコロラド大学ボルダー校のJames Peterman氏は次のように述べている。

「電動アシスト自転車を利用した通勤は、日々の生活にエクササイズを組み込む手助けになりうる。(この方法であれば)エクササイズのために特別な時間を捻出する努力は要求されない」

電動アシスト自転車による通勤研究の執筆者であるコロラド大学ボルダー校の研究者
同研究を実施したコロラド大学ボルダー校の研究者チーム(一部)
(画像はコロラド大学ボルダー校のWebサイトから)

同研究は、「European Journal of Applied Physiology」で公開されている。