「火星が君を求めている!」そんなロマンティックな見出しとともに、米国航空宇宙局(NASA)が公開したポスターがインターネット上であらためて話題を呼んでいる。確かに格好いい。
火星に必要なのは農家や測量士?
これらのポスターの発注は2009年。ケネディ宇宙センターで展示するために制作した。NASAは2030年代にも火星の有人探査を実現する構想を抱いており、いわく、いつの日か探検家、農家、測量士、教師などの人材が必要になる。そうした将来像を描いてみせたのがくだんのポスターだ。
内容はというと、探検家なら太陽系最大の大峡谷、マリネリス峡谷で活躍でき、宵っぱりの人は、火星の月フォボスの鉱山で夜空を楽しみながら資源採掘ができる、といった具合。何ともロマンティックだ。
インターネットでも公開しており、誰でも自由にダウンロード、印刷して部屋に張り出すなどして楽しめるようになっている。TwitterやFacebookで簡単に共有できるようになっており、すっかり話題として広がって、米国内外のニュースサイトなども取り上げた。
宇宙観光のポスターも
なお、NASAはこれとは別に未来の夢を掻き立てる、宇宙旅行案内のポスターも公開している。何も宇宙は働きにゆく先というばかりではない。観光を楽しむのにも最適になるかもしれない。旅行案内のポスターも自由にダウンロードできる。気に入ったものを入手しよう。