パスワード管理ツール「ミルパス PW20」
200個のパスワードを手元で管理

200個のパスワードを持ち歩き、すぐに呼び出せる機器「ミルパス PW20」が7月8日に発売になる。キングジムが取り扱う。

Webサイトやアプリケーションを使う際に必要なID、パスワードのセットを最大200件まで登録し、タッチペンで操作して簡単に呼び出せる。登録するID、パスワードは用途によってグループ分けをしたり、個々に注記を付けることも可能。


ミルパスのグループ分け画面
パスワードはグループ分けして管理できる

この機器を使う際に必要な「マスターパスワード」さえ1つ覚えておけば、あとはいちいち複数のパスワードを記憶したり、紙にメモをとったりする必要がなくなる。またマスターパスワードの誤入力が続くと、機器に登録したほかのパスワードを消去するよう設定しておくことも可能。盗難や紛失に備えたセキュリティ機能も充実している。

実はキングジムは過去にも同様の製品を出しており、今回はその改良版。画面サイズは3.0型と従来機種の約1.5倍になり、表示する文字サイズも大きくなっている。またタッチペンのサイズも大きくなり、操作性が向上した。

ミルパスからタッチペンを撮り出すようす
タッチペンは本体に内蔵していて、使うときだけ取り出す。

これに加え最大32文字までの長さの文字列をに無作為に自動作成できるので、新しいパスワードを考える際に便利。

このほか無料の専用アプリを使えばUSB接続したPCにID、パスワードをバックアップしたり、PC上で編集したりすることも可能。PCからWebサイトなどにパスワードをコピー&ペーストして簡単に入力することもできる。

サイズは84×68×11mm。重さは約57g。1日3分の使用で約8か月電池が保つ。本体カラーは「ブラック」。希望小売価格は6,000円(税別)。

1PasswordとLastPassのアイコン
1PasswordやLastPassといったスマホアプリより便利?

iPhoneやAndroidスマートフォンで「1Password」「LastPass」といったパスワード管理アプリを導入するより、かたちのある機器に収めておく方が使い勝手が良い、という人向けだろうか。