Uberが、自転車を運ぶ「UberBike」をオランダアムステルダムでもスタート

クルマで通勤している人が、会社帰りにうっかり一杯飲んでしまった場合、運転代行サービスを利用できる。だが、自転車で通勤している場合はどうだろう?「自転車を置いて帰れば?」と思う人もいるかもしれないが、自転車通勤者は電車通勤が困難な場所に住みがち。置いて帰ると、翌日会社に行く手段がなかったりするのだ。

自動車配車ウェブサイトおよびアプリを提供するUber(ウーバー)は、“人の数より自転車の数の方が多い”と言われる自転車都市、オランダのアムステルダムで「UberBike」のサービスを開始した。

Uber(ウーバー)がオランダのアムステルダムで「UberBike」を開始
Uberがオランダのアムステルダムで、
自転車を運ぶサービス「UberBike」を開始

このサービスは、Uberのアプリで「UberBIKE」オプションを選択して、現在地の住所を入力。すると、数分で自転車用ラックを搭載したクルマがピックアップに来てくれるというものだ。通常の料金に加えて、4ユーロの追加で利用可能だという。

Uberはすでに同様のサービスをブラジルのサンパウロと、米国のポートランドで実施している。

米国のポートランドで実施されている「UberPeadl」
米国のポートランドで実施されている「UberPedal」
「UberBike」同様、アプリで簡単に自転車ラック付きのクルマを呼べる

さてこのサービスは、日本での実現は難しいと考えられる。アムステルダムの人口は約78万人なのに対して、自転車の台数は80万台。オランダ全体では人口約1,600万人に対し、自転車の数は1,700万台。そう、「UberBike」は“人の数より自転車の数の方が多い”国でこそ生まれたサービスなのだ。

それが分かった上で、このようなサービスがあることはとてもうらやましい。筆者は昨夜、中目黒で自転車がパンクし、そこから中野まで約9キロの道のりを2時間かけ、自転車を引いて歩くというハメに陥った。自転車屋はすでに閉店している時間だったし、タイヤは裂けてパンク修理材が効かないレベルだった。タクシーを止めてトランクに自転車を乗せて欲しいとお願いしても断られてしまった。

2時間歩くのは大したことはないが、自転車を引いて歩くとなるとかなり厳しい。それでも、東京では他に選択肢がないことがある。なのに、アムステルダムではUberアプリをタップするという選択肢があり、タップしたわずか数分後にはピックアップのクルマが来てくれるのだ。これほどうらやましいことがあるだろうか?

Uberは今後、他の地域でも「UberBike」サービスをスタートさせるとしている。そこに日本が含まれていることを祈ろう。恐らくは、ダメとは思うが。