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Googleが転職したい企業1位に返り咲き

20~30歳代の会社員が転職したい企業としては「Google(グーグル)」がトップで、「トヨタ自動車」を上回った。転職サービスのインテリジェンスが調査結果をまとめた。

転職したい企業ランキング
グーグルとトヨタの順位が入れ替わった

調査は3月19~24日にインターネット上で実施し、5,163人から回答を集めた。2016年の転職人気企業ランキングをみるとグーグルが2年ぶりに1位に返り咲き、前年1位だったトヨタ自動車は2位に退いた。3位はソニー。


グーグルは2015年に人事トップが著書「WORK RULES!(ワーク・ルールズ!)」で6万人の従業員が働く社内の人事・採用の仕組みを公開してから、メディアなどで話題になった。

その影響か「専門性やスキルを高められそう」「ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう」「働く環境・設備がよさそう」といった理由から転職したい企業として挙げる人が増えている。グーグルの「働き方」やそれを可能にする環境に魅力を感じているようだという。

グーグル以外では、カフェテリア、託児所、フィットネスクラブなどの施設を充実させた新本社への移転がニュースになった楽天が6位と前回の11位から上昇した。

「ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう」という投票理由が多い資生堂も8位と前回の9位から人気を高めている。

転職したい企業ランキング詳細版
IT系の人気は引き続き高い

このほか2017年度から1日の所定労働時間を20分短縮すると発表した味の素は前回42位から今回26位に、朝型勤務への移行を導入する伊藤忠商事が36位から28位に、経営陣が「働き方改革」を推進するカルビーが78位から42位に、それぞれ上昇している。