異常が発生した宇宙観測衛星「ひとみ」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は機能を回復することは期待できないとして、運用を断念した。残念な結果だ。

JAXAの推定によると、ひとみは3月に姿勢を変更したあと、回転していると誤って判断し、それを止めようとした結果、かえって異常な回転状態になり、宇宙で活動するために必要な電力を確保する「太陽電池パドル」が分離してしまった。


またこれまで、異常が発生したあとにひとみから発信していたと考えていた電波は別の衛星からのものだったという。