金属を溶かしてかためる「はんだ付け」といえば電子回路を作る工程の1つだが、芸術として追求しているイベントもある。今年で4回目を迎える「はんだ付けアートコンテスト」がそれだ。多くの美しい作品を生み出している。
滋賀県にあるNPO「日本はんだ付け協会」が2013年から開催している。
はんだ付けの基礎知識、基本技術、はんだの特性をよく理解、 使いこなすことで、はんだの持ち味を生かした作品を創造するのが目的。ともすれば、暗い印象も持たれるはんだ付けを身近に感じさせ、明るく楽しめる遊びとして提案している。
誰でも作品を仕上げたら、写真に撮影して専用サイトから投稿できる。集まった作品は公開し、投票にかけて優秀な作品を選ぶ。期間は10月末まで。
作品の条件は「ハンダゴテ」と「はんだ」を使っていることで、型を使ったはんだを流し込むなどのやり方は対象外。
優秀な作品を手掛けた人は賞ももらえる。賞状とオリジナルの楯のほか、はんだ付け職人のハンダゴテセット、はんだ付け講座DVD、はんだ付けアートキットが受け取れる。また、抽選で10人に「はんだ付けに光を!」ステッカー5枚が届く。
ちなみに過去の優秀作品も一覧できる。