3月11日が終わるまで、「Yahoo!検索」で誰かが「3.11」と検索すると、1人につき10円を東日本大震災の復興支援に寄付したことになる。費用はヤフーが負担する。

「Search for 3.11 検索は応援になる」と題した取り組み。ヤフーはこうした取り組みを、2014年から行っている。3月11日という日にあらためて被災地に想いを寄せ、現在の状況を知り、未来を考えるためのきっかけ作り。


過去2年間の寄付金額は、2014年に2,568万3,250円、2015年は2,918万2,780円で、増加傾向にある。


復興支援を手掛ける10組織に等分割して寄付する予定だそう。概要は次の通り。

一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパン(宮城県)
漁業再生支援。若手漁師による次世代漁業環境づくり、販路開拓、ブランディング、情報発信を行う。

株式会社 小高ワーカーズベース(福島県)
避難解除地域支援。南相馬市小高区の新規事業支援に取り組む。

・一般社団法人 ドリームプロジェクト(岩手県)
障がい者支援。陸前高田市ふるさと納税のお礼品発送業務など、経済的弱者の環境整備と支援を行う。

・特定非営利活動法人 南三陸ミシン工房(宮城県)
仮設住宅在宅業務支援。寄付などで購入したミシンを活用し仮設住宅でメンバーが縫製し、販売を行う。

・一般社団法人 COOL AGRI(福島県)
農業再生支援。震災4年後の昨年3月11日に、福島県地域農業を先導する次世代農家集団として設立。

・いわきおてんとSUN企業組合(福島県)
自然エネルギー支援。いわき市民主体で持続可能な未来に向けたまちづくりに取り組む。

・特定非営利活動法人 吉里吉里国(岩手県)
林業再生支援。大槌町吉里吉里地区で森林資源を活用し、森と海の再生と雇用創出の両面に寄与。

特定非営利活動法人TEDIC(宮城県)
子供の貧困支援。子供達の居場所づくりや学習支援、子供のための食堂づくりなど多岐にわたって活動。

・特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン(岩手県)
シングルマザー支援。被災地のシングルマザーが子供と共に生き抜くためのプログラム提供など。

ごしごし福島基金(福島県)
除染支援。放射線量が高い地域を中心に、国や自治体による除染活動の手が届かないところを支援。