「GRATINA 4G」1.2mの高さから合板に落としても平気だ
「GRATINA 4G」1.2mの高さから合板に落としても平気だ

「ガラケー」と呼ばれる従来型の携帯電話も地道に進化している。京セラの新機種はスマートフォン並の通信性能を備え、LINEのアプリケーションも使える。さらに米国の軍用規格を満たす耐衝撃性能を備え、うっかり落としても故障しにくい。

KDDI(au)は2月19日に「GRATINA 4G」、ソフトバンクは2月26日に「DIGNOケータイ」という京セラの新機種を発売する。どちらも独自のデザインだが、性能は共通する部分が多い。

GRATINA 4G、なつかしいデザイン。でも中身はいろいろ昔の機種と違う
GRATINA 4G、なつかしいデザイン。でも中身はいろいろ昔の機種と違う

ソフトバンクの「DIGNOケータイ」、こちらもクラシックなかたちだ
ソフトバンクの「DIGNOケータイ」、こちらもクラシックなかたちだ

ともに米国の国防総省が定めた耐衝撃性の規格「MIL-STD-810G Method 516.7:Shock-ProcedurelV」を満たしている。高さ1.22mから合板の上に色々な方向で落として試験し、問題なく動作することを確認したという。

京セラは以前から、海水の中でも動作するとか、石けんでごしごし洗えるとか、ちょっと風変わりでじょうぶなスマートフォンを開発し、米国の軍用規格を満たすような機種も出してきた。しかし「ガラケー」にまでがんじょうさを追い求めるのは面白い。

防水、防塵(ぼうじん)性能もあり、水しぶきがかかったぐらいであれば影響を受けない。

防水、防塵性もあり
防水、防塵性もあり

ディスプレイは約3.4型FWVGA(854×480ドット)、メインカメラは有効800万画素。通信面ではLTE回線が利用でき、ダウンロード速度はauのGRATINA 4Gが最大150Mbps、ソフトバンクのDIGNOケータイが最大112.5Mbpsとなっている。

ほかにも、auのGRATINA 4GはWi-Fi対応で、家庭などでは携帯電話回線を使わずインターネットが利用できる。またテザリング機能もあって、外出先でノートPCやタブレットなどをネットにつなげられる。

スマートフォンがよく分からないから使い慣れたかたちの端末が欲しい、という層よりも、むしろスマートフォンの便利さは分かるが「ガラケー」が好きだという層が喜びそうだ。

こうした機種は、果たして日本で発展した携帯電話の有終を飾るのだろうか。あるいは今後またいつか「ガラケー」に再評価が訪れる日が来るのだろうか。