GWX、はたしてうわさの「自動アップグレード」の正体?
GWX、はたしてうわさの「自動アップグレード」の正体?

自動更新を設定していると、Windows 7/8.1が入っているPCは、Windows 10へのアップグレードが自動で始まってしまう。そんな見出しがブログにおどり、Twitterなどを流れている。

いくつかの報道によると、Windowsを最新に保つための機能「Windows Update」に変更があったそう。結果として「Windows Updateを自動アップデートにしているWindows 7/8.1ユーザーは、今回のアップデートでWindows 10へのアップグレードが自動的に始まる」と説明する記事もあった。

Windowsの開発元であるマイクロソフト(MS)に問い合わせたところ、槍玉にあがっている更新プログラムのうち「Windows 10を入手する(Get Windows 10、GWX)」というアプリケーションをPCに入れるもの(番号KB3035583)は、使っている人がそう決めればWindows 10への移行を進めるが、勝手にアップグレードをする訳ではない。これは以前からの仕様。

GWXは一度PCに入ると執拗(しつよう)にタスクトレイにあらわれ、Windows 7、8.1を使い続けたいと考える人を悩まし、PCに詳しくない人がうっかりアップグレードをしてうまく動かせなくなるなどの問題も起こす。しかしWindows 10へのアップグレードを自動で始めるとまで言えるかは、「自動」の定義にもよるが、微妙だ。

もうひとつ「Windows 7 アップグレード用互換性更新プログラム(番号KB2952664)」についても言及があるが、MSによるとそちらも勝手にWindows 10へのアップグレードを行うような働きはしない。

とうてい額面どおりに信じられないのであれば、Windows Updateの画面を開き、自動更新を適用しないよう設定しておくべきだろう。なお、番号KB2977759、KB2976978の更新プログラムなども、Windows 10へのアップグレードに関係があるとして以前から指摘がある。

一方でGWXなどではなく、Windows 10のOSそのものを「推奨される更新として表示している」という報道もあった。ただし日本時間2月2日時点で、Windows Update上に該当する表示を確認できない。いずれにせよMSは一応、使う人の決定なしでの自動アップグレードについては否定している。

【追記2015/02/05 15:43】

GWXではなく、Windows 10 のOSそのものが「推奨される更新」としてWindows Updateにあらわれる条件については、あらためてMSに問い合わせている。2月5日時点でまだ回答は得られていない。

【追記2015/02/05 17:17】

MSによると、Windows 10が推奨される更新としてあらわれるのはまだ一部の人のPCなどだそう。しかし従来のGWXと異なる悩みの種が増えた、ということらしい。こちらも一応、使う人の決定なしでの自動アップグレードを行わないという一線は保っている。