スマートフォンからTwitterを便利に使えるアプリケーション「tweecha」の有料版(カンパ版)が更新し、滅びの呪文「バルス」と「タニタ」の両方に対応した。
開発元であるsinProjectが、よければ取り上げてほしいとインターネットコム編集部にも連絡してきたため、意味は分かりかねるところもあるが紹介する。
Twitterは公式アプリだけでなく、色々と使い勝手のよい非公式アプリからも利用できる。tweechaもその1つで、Androidスマートフォンを持っている人向けだ。
今回は公式アプリが絶対に対応しないであろう新機能として、多様な滅びの呪文を放てるようになった。事前に設定しておくと、長押しするだけで「バルス」か「タニタ」のいずれかの呪文が画面にあらわれ、すばやくツイート(投稿)できる。
バルスとは人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する呪文。テレビでの再放送があると、主人公たちがこの言葉を唱える場面に合わせ、Twitterに同じ言葉をツイートする遊びが盛り上がる。タイミングを外すと恥ずかしいので、新機能は便利かもしれない。
一方のタニタは、体重計などの計測機器メーカー。カロリーの少ないメニューを出す食堂も有名で、ダイエットなどと結びつけて社名を覚えている人も多い。また、お笑いコンビがやせる呪文として「タニタ」と唱えるコントが話題にもなった。
ブランド認知度の高まりを意識してか、タニタのTwitter公式アカウントは1月15日のラピュタ再放送に合わせ、「タニタ」のツイート数が「バルス」を超えるようであれば、グッズを作るというキャンペーンを発表。超えなかった場合は社名を1日「バルス」にするとした。すると、こうした話題に非常に熱心な「ねとらぼ」などが取り上げ、一気に広まった。
「タニタ」が「バルス」を超えたら 1.破滅の呪文「タニタ」セット限定販売 2.ラピュタパンを作る 3.「君をのせて」体重計作成 超えなかったら社名を1日「バルス」にします。 https://t.co/SQmb9gqlt2 #金曜ロードショー #ラピュタ #タイムマシーン3号
— 株式会社タニタ(公式) (@TANITAofficial) 2016, 1月 14
今回、tweechaはタニタのファンから要望を受け、両方の呪文に対応した。設定によってはバルスとタニタ、無作為にどちらか選択してツイートできるという。
タニタのTwitter公式アカウントの運命を、少しだけもてあそんでみたいという人には面白いかもしれない。