衣服の生地にぬるだけで電子回路を作ってしまえる素材を、接着剤メーカーのセメダインが開発した。応用すれば、LEDをちりばめ、ホタルのように光り輝く着物なども実現できる。
名付けて「着るセメダイン」こと「セメダインSX-ECA」だ。これを布の上にぬると「導電性」、つまり電気を通しやすい性質を付与できる。とても布にくっつきやすく、柔軟だ。
また湿気で硬化するため、室温程度でも十分な導電性を持たせられる。硬化後もしなやかで、布にしわが寄っても大丈夫だ。
布だけでなくシリコーンゴム、 紙、各種フィルムにもぬることが可能。乾くまでは液状のため、印刷するようにしても使える。
見本として、布にLEDをちりばめ、着るセメダインを配線がわりにして光り輝く着物も作った。
紹介動画も公開している。
セメダインは1月13日から始まる「ウェアラブルEXPO」にこの発明を出展する予定だ。